こんにちは!
元・電装整備士のむーちょです。
愛車の電装品(シガーソケット、ルームランプ、ホーンなど)が突然動かなくなったとき、最初に確認するのが「ヒューズ(過電流から配線を守る安全装置)」です。
いざヒューズボックスのフタを開けてみたものの…… 「全部英語や略語で、どこがどこだか全くわからない!」 と途方に暮れてしまった経験はありませんか?
乗用車や輸入車はもちろん、最近の車はヒューズボックスの裏やフタの裏に英語の略称(ROOM、ACC、H/LPなど)でズラリと書かれているため、パッと見では何の回路なのか判断できません。
そこで今回は、現場で数え切れないほどのヒューズと格闘してきた元電装整備士が、よくある英語表記の読み方と、それが「車のどの部分(電装品)に使われているのか」を分かりやすくまとめました!
スマホでパッと検索できるように一覧にしていますので、困ったときの辞書代わりに活用してください!
🔍 【基本の読み方】ヒューズボックスでよく見る英語・略語一覧
まずは、アルファベット順に「よくある英語表記」と「その意味・担当箇所」を解説します。
【A〜C】
- ACC (Accessory / アクセサリー)
- 担当箇所: オーディオ、ナビ、シガーソケットなど(エンジンを切っても、アクセサリー電源が入る時に動く電装品)。
- ALT (Alternator / オルタネーター)
- 担当箇所: 発電機(オルタネーター)関連の回路。ここが切れるとバッテリーが充電されなくなります。
- AUDIO / AUD (オーディオ)
- 担当箇所: カーオーディオ、ナビ本体、デッキ、純正アンプなど。
- BACK / B/UP (Back up / バックアップ)
- 担当箇所: バックランプ(後退灯)だけでなく、時計やナビのメモリー、ルームランプなど「常時電源」を必要とするバックアップ電源。
- BLOWER (ブロアファン)
- 担当箇所: エアコンの風を送るファンモーター。風が出ない時はここを疑います。
【D〜H】
- D/L (Door Lock / ドアロック)
- 担当箇所: パワーロック、集中ドアロックシステム。
- ECU / ECM (Engine Control Unit / コンピューター)
- 担当箇所: エンジンやトランスミッションを制御する車の頭脳(メインコンピューター)。
- FOG (フォグランプ)
- 担当箇所: フォグランプ(霧灯)。
- HAZARD (ハザードランプ)
- 担当箇所: 非常点滅表示灯(ハザードランプ)。
- H/LP または HEAD (Headlight / ヘッドライト)
- 担当箇所: ヘッドライト(前照灯)。ロービームやハイビームの回路。
- HORN (ホーン)
- 担当箇所: クラクション(警音器)。
【I〜R】
- IG / IGN (Ignition / イグニッション)
- 担当箇所: エンジン始動時や走行中に電気が流れる主要な回路(メーター、点火系など)。
- MTR / MOTOR (モーター系)
- 担当箇所: パワーウィンドウやワイパーなどのモーター駆動系(車種によって個別の表記あり)。
- PANEL (パネルイルミネーション)
- 担当箇所: 夜間に点灯するメーター照明、エアコンパネルやスイッチ類のイルミネーション。
- PWR (Power / パワー系)
- 担当箇所: パワーウィンドウ、電動シートなどの大電力を使う装備。
- P/W (Power Window / パワーウィンドウ)
- 担当箇所: パワーウィンドウ専用のヒューズ。
- RAD (Radio / ラジオ)
- 担当箇所: ラジオ、オーディオ機器。
- REAR DEF (Rear Defogger / リアデフォッガー)
- 担当箇所: リアガラスの熱線(曇り止め)。電気を大量に食う回路の一つです。
- ROOM / DOME (ルームランプ / ドームランプ)
- 担当箇所: 室内灯、マップランプ、トランク灯など。
【S〜W】
- S-HORN (セキュリティホーン等)
- 担当箇所: 車両盗難警報装置(セキュリティ)のホーン。
- STOP (ストップランプ)
- 担当箇所: ブレーキを踏んだ時に光るブレーキランプ。
- TAIL (テールランプ)
- 担当箇所: 車幅灯(ポジションランプ)、尾灯、ライセンス灯(ナンバー灯)。
- TURN (ウインカー)
- 担当箇所: 转向指示器(ウインカー・方向指示器)。
- WIP (Wiper / ワイパー)
- 担当箇所: フロント・リアのワイパーモーター。
⚠️ 【プロからの警告】ヒューズを交換するときの絶対的な鉄則
英語の意味が分かって「あ、ここが切れてる!」と気づいた時、交換作業で絶対に守ってほしいルールが2つあります。
- 必ず「同じアンペア数(A)」のヒューズに交換する
- ヒューズの色と数字(例:10Aなら赤、15Aなら青、20Aなら黄色)は決まっています。「手元に20Aしかないから、10Aの代わりに挿しとこ」というのは絶対にNGです。配線が熱を持って溶け、車両火災を引き起こします。
- 切れた原因を突き止めずに何回も新しいヒューズを挿さない
- ヒューズは「過電流(異常)」が流れたから身代わりになって切れてくれたのです。原因を直さないまま新しいヒューズに替えても、一瞬でまたバチンと切れます。何度も切れる場合はプロの整備工場へ相談してください。
まとめ:英語表記が分かればトラブルシューティングがグッとラクに!
ヒューズボックスの英語表記、見慣れるまでは難解ですが、略語のルール(ACCやALTなど)が分かれば一気に読み解きやすくなります。
「シガーソケットが急につかなくなった!」 「ルームランプが消えた!」
そんな時は、慌さずにこの記事を見返して、該当するヒューズをチェックしてみてくださいね。 正しい知識をつけて、安全で快適なDIYライフを楽しみましょう!


